名作に見る明治・大正の教育あれこれ

小説に描かれた明治・大正の教育をあれこれ気ままに論じていきます。漱石『坊っちゃん』は「『坊っちゃん』に見る明治の中学校あれこれ」(https://sf63fs.hatenablog.com/)へ。

趣味あれこれ 「第324回西明石・浪漫笑」

「ひと月経つの早いね!」

この落語会を教えてくれた落語通のIさんによく言う科白です。

昨夜も開演15分前に到着し、お店(「HANAZONO」という酒屋さん)に入ると、常連さんたち数名はお店の一角、「立ち飲み」ならぬ「座り飲み」コーナーで軽くやりながら開演を待っていました。(この方たちのほとんどは、終演後に噺家さんたちとの打ち上げに参加します。食事込みだと3千円。落語だけだと1200円。10月からは3500円、1500円になるとか)

さて、昨夜の演目ですが・・・

■ 露の紫さん

 『看板のピン』

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博打場の場面では、お顔に似合わず(?)迫力のあるお声で・・・・。

 

■ 桂しん吉さん

『遊山船』

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梅団治さんと並ぶ鉄道落語の創作者です。2歳近い双子のお嬢ちゃんがいて「乗り鉄」もなかなかできなくて、近年は「撮り鉄」も兼ねるようになり、これを「カネテツ」(兼ね鉄)と言うんだと笑わせていました。

大阪府立東住吉高校の芸能文化科を出て、あの名人・故桂吉朝さんに弟子入りした人です。やはり筋がいいですね

 

■ 桂梅團冶さん

『代書屋』

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この会を主宰してまもなく30年。来年3月には超大物をゲストに「30周年記念落語会」が盛大に催されます。

来月、入門40周年の独演会を繁昌亭でやられるそうで、そこでの演目から「師匠の三代目桂春団治の十八番であるこのネタを練習も兼ねてやります」と前置きしていました。

 

この「代書屋」という噺は、故・桂米朝さんの師匠三代目・桂米團治(今は米朝さんの息子さんが4代目)が戦前に大阪で代書屋さんをしていて、その経験から作ったんだそうです。

履歴書を書いてもらいに来る男の名前が、春団治系統では「田中彦次郎」ですが、故・枝雀さん系統では「松本留五郎」と違います。(他に河合浅冶郎とか湯川秀樹などもあるようです

また、男の本職も前者では「ガタロ」(河川に埋没した金属類を回収する業者)ですが、後者は「ポン」(ポン菓子製造販売人)と違っています。

その他、クスグリの入るところも、やはりそれぞれの系統で違っていて、またそれをお弟子さんが継承をしているところが、伝統芸能なんでしょうね。

私は、枝雀さん系統の桂雀太さんのが好きです。